メイクアップアーティストに資格は必要?
メイクアップアーティストの資格はいくつかありますが、現在トップメイクアップアーティストとして活躍している人達の中で、それらの資格を取得しているという人はほとんどいません。
資格ではなく、海外のメイクスクールで学び、現地の現場で施術を行ったり、勉強をしてきたというほうが、スキルとしては資格よりも大きなアピールポイントになります。
しかし、これは昔のメイク学校に資格を取得するシステムが整っていなかったということが大きな原因で、今はメイクアップアーティストを目指す人はほとんどの場合メイクスクールなどに通われていて、スクールでは資格を取得できるシステムが整っているので、在学中に資格を取得してしまうという人は少なくありません。
資格を習得していることで、就職の際に「この程度の知識を持っている」というアピールをすることができますし、自分の知識がどの程度であるかということを確認することができますので、現在の資格取得はとても有意義なものなのではないかと思われます。
資格について
メイクの資格で知名度の高いものとして、JMA(ジャパンメイクアップアソシエーション)が運営している「日本メイクアップ技術検定」という資格があります。
これはメイクにおけるさまざまな知識を検定する資格で、4級から1級までで構成されており、4級は学科試験のみですが、3級は実技試験のみ、2級は学科と筆記の両方、1級は実技試験のみなど、それぞれの試験構成が異なっています。
日本メイクアップ技術検定は、メイクアップアーティストとして活躍したい方はもちろん、美容師がサロンでメイクの施術をするためなど、さまざまな目的で多くの方が受験されています。
こちらの資格は実施のモデルは自分で用意する必要があり、男性モデルは認められていません。
またまつ毛パーマやまつげエクステなどの施術を施しているモデルも認められていませんので、モデルを用意するときにはこれらの注意事項をしっかり確認してから探すようにしましょう。
受験費用は4級が5,250円、3級が6,200円、2級が8,100円、1級が8,100円(すべて税抜き価格)です。
試験はJMAが刊行している公式テキストの範囲から出題されますので、そちらをしっかりと勉強していれば、学科においては十分合格できると思われます。
同時受験は4級と3空のみ可能、2級は学科試験のみ合格した場合、2回目以降の受験では学科試験が免除されます。
これからメイクアップアーティストとして活躍したい人、美容の仕事についていて、メイクを仕事に取り入れていきたい人には有意義な資格です。