トリマー体験談集

トリマーとして現役で活躍されているDさんの体験談です。

「もともと動物が好きで、動物と触れ合える仕事がしたいと考えたときに思いついたのが、トリマーの仕事でした。
今は動物病院の補佐の仕事やペットショップの仕事など、いろいろな仕事がありますが、そのときはトリマーしか思いつかなかったので、高校を卒業してトリマーの専門学校に進みました。

実務に入り、犬の爪を切ることから始まったのですが、本当に難しくて最初はとても苦労しました。
動物がじっとしているなんてまずないですし、爪を切られるなんて嫌に決まっていますので、ジタバタしてしまうんですよね。
ちょっとでもずれてしまったら皮膚を思い切り傷つけてしまうと思うと、怖くてニッパーを使うことができませでした。

徐々に慣れてくると、タイミングを見計らって素早く作業できるようになり、年間150頭程度の犬の施術をクリアしたころには、すっかりベテラン気分で作業ができるように。

カットは仕上がりに大きく影響が出るので、これもとても気を使います。
丸いカットをする犬(ビションフリーゼなど)はもちろんですが、短くカットしなければならないワンちゃんになると、やはり皮膚を切手しまわないか心配になるんです。

お客さまによっては、犬の足先をきれいにカットしてしまってほしいという方もいらっしゃり、その場合は気をつけないと指までバリカンを入れてしまいます。
施術が雑な人は、しょっちゅう犬の指までバリカンを入れてしまって、ワンちゃんがとてもかわいそうでした……。

私が通っていた専門学校では、ひとつひとつの施術を完璧にこなさないとクリアできなかったので、そのおかげで実務に入ってからも、ほとんど動物を傷つけることなく施術が行えたので、先生様様だなと思います。

犬種に限らず、それぞれのワンちゃんの性格に応じて、施術しやすい子としにくい子がいるのですが、大型犬のほうがどちらかというと施術のときにおとなしくしてくれました。
たまに大型犬ですごく暴れる子がいて、もう大変ですよね。押さえつけるだけでも一苦労です。

それでも、ワンちゃんがかわいらしく仕上がったときはとてもうれしいですし、やりがいを感じます。
常連のワンちゃんになると、自分になついてくれる子もいて、もともと動物好きな私にはとてもよい仕事だと思います。
シャンプーなどで手が荒れてしまい、せっかくトリマーの資格を取得しても仕事が続けられないという人もいらっしゃいますが、私も最初は手荒れしたものの、今は薬品などにも皮膚が慣れたのかトラブル知らずで仕事できているのが幸いです」